プロが実践するロゴの作り方と制作プロセス- その7
ブルホラのサービス担当部長です。
引き続きベビーマッサージ教室 LEILANI LOVE(仮名称)についてお送りします。
ロゴタイプを考える
今回のクライアントさんはシンボルマークに対して強いこだわりを持たれていますが、 LEILANI LOVEが仮名称であり、変わる可能性がありましたので、オリジナルで作りこんだロゴタイプではなく、入手できる範囲で書体を考えていくことにしました。
ふさわしい書体(タイプフェイス)を選ぶ
とはいえ、パソコンにインストールされている英文書体ならなんでも良いというわけにはいきません。
LEILANI LOVEに合った文字書体(typeface タイプフェイス)を選んでプレゼンテーションしたいと考えます。
今回はクライアントからすべて小文字にして欲しいとのリクエストがありました。
・LEILANI LOVEとすべて大文字で組む場合があります。(これを All Cap* オール・キャップといいます。)
・またLeilani Love のように2つの単語の頭だけを大文字にしてあとは小文字で組み合わせる場合があります。(Cap & Low* キャップ・アンド・ロー)
この普段目にするロゴタイプは「オールキャップ」または「キャップ&ロー」で組まれていることが多いと思います。どちらも作業としては行いましたが、小文字だけでも問題無いことを検証して、すべて小文字だけのロゴタイプを提案することになりました。
プレゼンテーション用のロゴタイプを決定する
文字を並べてみたときに親しみやすさ、温かみがあり、柔らかさあることから2つの候補を選び、その中から、文字に少しクセや個性も感じられる上のロゴタイプを選び最終プレゼンテーションへ臨む事にしました。
ね、良いでしょう。よく文書で用いられる英文書体のArialとかHelveticaとは違う、少しクセがあり、ニュアンスがある書体です。1stを仮称ブランドの仮のロゴタイプとして使うことにします。正式名称が別の名称に変更となった時は、また別の書体を考えるか、またはオリジナルで制作したいと思います。
シンボルマークデザインもいよいよ佳境です。
また次へ続きます。
ご覧頂きありがとうございました。
*1:
*ちなみにCapというのは英語capita letter (大文字)の省略形です。capitalには、頭というのが元々の由来で、首都、資本(金)を意味することばです。
LowというのはLowercase の省略形で、昔の鉛で出来た活字を使って印刷していた時代、下のケースに保管されていたことから来たことばだそうです。