ロゴって何? その1
ブルホラのサービス担当部長です。
ロゴって何?
ブランディングを考える上で、ロゴはとても重要な要素ですがすこし漠然とした響きもありますよね。
今回は、おなじみ日本航空(JAL)のロゴで説明してみたいと思います。
JALロゴはシンボルマークとロゴタイプから構成されていると考えていいと思います。
ちょっと待って!
そのシンボルマークって何?
カタカナばかりじゃわからないじゃない!
というのもごもっとも。デザインもマーケティングとか、元が海外から輸入された用語が多いのでカタカナだらけになってすみません。でも、デザインを意匠ということもありますが、この漢字が現代ふさわしいかどうかも疑問です。
できるかぎり優しくBLOGで書いていこうと思いますのでどうかよろしくお願いします。
さて、JALの続きです。
鶴のツルマークがシンボルマークです。シンボルとマーク。同じような意味にも感じますね。シンボルは象徴、記号。元になったギリシャ語では「一緒に投げられもの」という意味らしいです。会社、団体、個人、サービスなどを「象徴した図形」と定義されます。マークも記し(しるし)という広い意味があります。シンボルマークを略して単にマークと使う場合も多いと思います。
ここでまた聞きなれないロゴタイプということばが出てきました。ロゴタイプとは、社名、サービス名などを、独特の意匠化された文字と考えてみてください。このシンボルマーク下のJAPAN AIRLINESがロゴタイプになります。
日本古来の紋章である鶴丸(つるまる)をモチーフに社内宣伝部の手によって制作されたそうで、途中外部デザイン会社によるロゴ時代をはさみ(ジャネットジャクソンがCMに登場していた時代ですね、懐かしい〜)、その後、微調整が施され現代によみがえったロゴです。JALという文字が入っていますが、これはシンボルマークを構成するものと考えていいと思います。少し紛らわしいかもしれませんが。
ところで、ロゴとは必ずシンボルマークがセットになっているものとは限りません。ロゴタイプだけの場合もあるのです。例えばキヤノン。
一般的な書体ではなく、手を加えた図案化されたロゴタイプでもあるし、視覚的にもシンボルマークとしての役割を担っている一体型のロゴです。
最初のロゴは社内のデザイナーの手で1935年に作られてその後いくつかの変遷を経て、現在のロゴとして1956年から使われているそうですから、60年以上使われている息の長いロゴだと言えるでしょうね。
どちらも素晴らしいデザインですね。
(*今回紹介させていただいた企業のロゴは、ロゴの構成を説明させていただくため使用いたしました。商標を侵害する意図はございません。)
今回はこのあたりで。
ご覧いただきありがとうございました。