プロが実践するロゴの作り方と制作プロセス- その2
ブルホラのサービス担当部長です。
前回その1でLEINANI LOVE (仮名称)ベビーマッサージ教室のロゴデザインの依頼を受けたこと、クライアントとの打ち合わせを行ったことについて書きました。
今回はその続きです。
1. デザインの制作プロセス
ロゴデザインをプレゼンテーションする際、単に見た目が良いから、好きだからという直感で提案することはありません。
そのデザインがどんな背景から生まれてきたのか、何を意図しようとしているのか、といったデザインの背景にある明確な考え(これをコンセプトといいます)をプレゼンテーションして、クライアントにもロゴ採用の時の判断材料にしてほしいと考えています。
でもクライアントにプレゼンテーションされるコンセプトとデザインが生まれるまでは、次の2つの方法があると思います。
A. コンセプトを立てて、系統だてて論理的にデザインを考えていく方法
B. (コンセプトを立てずに)自由な発想でデザインを考えていき、後からコンセプトまとめていく方法
クライアントとの打ち合わせが終わった段階で、今度はブルホラ・チームで打ち合わせを行います。今回のような短い時間の中では、競合するサービスとの違いなど、コンセプトにつながるヒントを思いつくことができません。
またクライアントの方でも特に具体的なイメージを持っていない場合には、後者の方法で進めることになります。ネーミングの由良、ヒアリングした内容を元にして、緩やかな形でアイデアを考えていきます。
2. ブレインストーミング
最初の時点ではアイデアの数は多い方が良いため、ブレインストーミングを行いました。
このブレインストーミングというのは、簡単に言ってしまうと、できるだけ多くのアイデアを量産する方法です。厳密には色々な規則がありますが、一番大切なルールとしては、「これは出さない方がいいかな」とか「あり得ないだろう」と自分のアイデアも他人のアイデアも否定せずに、制限された時間内(今回は90分位)で思いつくままにアイデアを出します。相手のアイデアの相乗りして更に発展させることもOKです。
3名以上、大勢でもブレインストーミングは可能ですが、進行役兼とりまとめ役が1名は必要です。
普通、広告のアイデアや企画立案で用いることが多いブレインストーミングですが、この様にしてデザインのアイデアを作る時にも実は有効なんです。
メモパッドに描いてもいいですし、ポストイットに1個づつ描いて壁に貼り、それをスマホで撮影して共有していくのでも良いと思います。
3. 手描きのラフスケッチによるアイデア出し
初回なので思いつくままに手描きでアイデアを出してみました。手描きにこだわる理由は簡単です。欲しいのはきれいな絵ではなく、アイデアなので、手描きの方がてっとり早いからです。
このようにして最初のアイデアを出し合います。
まだまだ続きます。
手を使うマッサージであることから、手がモチーフだったっり、LOVEから連想されるハートだったり、母と子、成長のイメージである木や葉などのアイデアが出されてましたね。
中にはカフェの⭐︎⭐︎⭐︎バックスとおぼしきアイデアも出ましたが、この手のパロディーもブレインストーミングの中では良しとしましょう。
色々なアイデアが出ましたがもう少し欲しいですね。
またブレインストーミングと手描きラフスケッチで作業を続けてみましょう。
続きはまたということで。
ご覧いただきありがとうございました。